日本の伝統的な演劇

様々な演劇を語る前に、日本に古くからある演劇について触れておきましょう。

「能・狂言・歌舞伎」日本の伝統芸能と呼ばれるこれらの演劇をみようと思っても、内容が理解できるのか考えてしまい、
なかなか敷居が高く感じられるものです。近年、狂言師や歌舞伎役者をTVで目にする頻度が高まり、若い層にも伝統芸能に目が向けられています。
能と狂言は、もともとは同じ「猿楽(申楽)」という芸能でした。歴史は古く平安時代に猿楽は成立したといわれています。
能は面をかぶって行う音楽劇で、悲劇的な内容の演目が多いのが特徴。対して狂言は、庶民の生活の中の滑稽なふるまいや冗談などを演じた
笑いを誘う劇とされています。

一方歌舞伎は、その名から連想されるように「傾き者」(かぶきモノ)の派手な着物の着方や行動から名前が由来になっているようです。
歌舞伎の創始として有名なのは「お国」の存在。お国の踊ったかぶき踊りが歌舞伎の始まりとされていますが、
一般的に知られている「出雲のお国」かどうかは文献的な証拠はないようです。

現在でも盛んに部隊が行われている、日本の伝統芸能。一度は見ておいた方が良いかもしれません。


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